セレナ e-powerとプリウスの新モデル、優れているのはどちら
ミニバンという需要が高く各社の競争が激しいカテゴリで堂々の1位を獲得した事で尚一層躍進しているセレナは、日産がこれまで以上に開発に尽力している車両です。
ミニバンと言えば大きな車体により多くの荷物と人を乗せる事ができるのに窮屈に感じず、運転席の高さも高い事から視野が広く運転しやすいという利点があります。
しかし、車体が大きくなると比例してエンジンに生じる負荷は大きなものになるので、これまでは利便性を優先し燃費には目を瞑らなければならないのが実情でした。
そこで、日産はセレナに先進技術を詰め込みセレナ e-powerとしてフルモデルチェンジを施し、多くの方が願っていたミニバンとハイブリッド車を融合させました。
同じくトヨタも人と荷物がたくさん積む事ができる上に燃費が向上させられている新型車両としてプリウスの新モデルを発表し、セレナ e-powerと直接対決を挑む形になっています。
そうした様相になっているところで気になるのが、各々の実燃費とどちらが燃費に優れているのかといった事です。
各々の燃費は各社がパンフレットやウェブサイトなどで数値を公表していますが、実際に本契約するという場合にはカタログに記載されている数値に合わせて知るべき情報があります。
それが実燃費と呼ばれるものであり、その名の通り研究時にローラーなどの上でタイヤを回しただけではなく、実際にあらゆる状況になる街中などで乗り、尚且つ風の影響を含めて表した数値です。
セレナ e-powerのカタログ上の情報は1リットルのガソリンで26.2キロ走行できるとされており、プリウスも全く同じ値が示されています。
ただし、あくまでもカタログ上の値であり一般的な市街地を走行した場合にはセレナ e-powerは1リットルあたり14.9キロ走行できるのに対し、プリウスは19.4キロも走行可能です。
続いてストップアンドゴーが市街地よりも少ない高速道路においてはセレナが19.1キロであるのに対し、プリウスは20.7キロ走れるという数値が記録されています。
つまり、カタログ上ではどちらも同じ走行距離が得られるという情報になっていますが、実際にはセレナよりもプリウスの方が走行可能な距離は長く、結果的にガソリン代として要する費用は小さくなります。
やはりセレナ e-powerは先進技術が組み込まれているとしても、物理的に車体が大きい事が影響しており、今後も同じハイブリッドシステムを導入する限り差が縮まる事は望めません。
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